2009年7月より、本屋から転職して整体師になった。
そして、整体を学ぶと同時に、現場での実践がはじまった。
現場に出てみると、面白いくらいに結果が出た。
習ったばかりの技術でも、たとえば正座できなかった60代の女性が、5回の施術で正座できるようになったり、
手術しかないと言われているような症状が改善したり、整体というものの凄さを体感した。
また完治には至らなかったが、痙性斜頚やパーキンソン病、脊柱管狭窄症、片麻痺、後縦靭帯骨化症などにもある程度の変化があり、クライアントさんには喜ばれた。
そんな中で、
「健康にはある程度の法則性がある」
ということを毎日の施術をするなかで実感していった。
そして、その「健康の法則」を守れば、健康を保つことはそれほど難しくはないということがハラ落ちしていていった。
すると、その頃には、健康に関する不安はなくなっていたし、自律神経が乱れることもほとんどなくなっていた。
当時、自分が経験し、また施術の中で実感していた「健康の法則」とは
1:まずは睡眠や休息が大事であること
2:食に気をかけること(陰陽、温冷などのバランスを取る)
3:消極的ではなく積極的に行動すること
4:ものごとのプラス面を捉えること
5:からだのゆがみを取ること
6:「年のせい」などのからだを傷つける言葉を使わないこと
7:じぶんの仕事に誇りを持つこと
8:ガマンしすぎないこと
9:マイナス思考や自己否定にとらわれないこと
などがあるが、これは今のハラ生き道の礎(いしずえ)となった。
(今はまた考え方が進化している)
上記の法則を実践するだけでも、かなり健康度は上がるだろう。
ただし、ぼくは思うのだ。
「人間の幸せとは健康ではない」と。
つまり「健康」とは手段であり、目的ではない。
ただただ「健康であること」を目指すのは、せっかく人として生まれたのに、その面白さの半分も受け取れていないのではないかと思うのである。