今日は
「こころとからだを楽にするたった1つのポイント」
というテーマでお話します。
ここが、「和の礼儀作法」において
「もっとも大切なこと」
なので、ぜひ覚えておいてください。
ハラ生き道において、もっとも大切なこと。
それは
「すべては完璧に調和している」
というコンセプトです。
「調和させる」のではなく、
「すでに調和している」
というところがミソです。
人間は「完璧なる調和」から逃れることはできない。
病気も事故も争いも間違いも、
すべては「完璧な調和」のなかにある。
あとは、それを「思い出す」だけ。
「完璧な調和のなかにある」と悟れば、
おのずと
「平常心(びょうじょうしん)=ブレない心」が定まります。
そして、いらぬことで一喜一憂しなくなります。
安心して、気楽に暮らすことができます。
他人や環境に心を惑わされなくなります。
しかし「すべては完璧に調和している」と悟るのはカンタンではありません。
ぼくらにはエゴがあるからです。
エゴが
「完璧と言われても信じられない!」
「そうは言っても〇〇はヤダ!」
「××じゃないと不安です!!」
なんて暴走してしまうのです。
そして、エゴの暴走にともない「からだの緊張」が大きくなってきます。
だからこそ、
「からだの緊張に気づき、それをゆるめていく」
のです。
「からだの緊張をゆるめる」ということは
「すべては完璧に調和している」という真理に近づくということなのです。
「安心している」
「内面が平和である」
「平常心(びょうじょうしん)である」
というのは、「すべては完璧に調和している」ということを納得している状態なのです。
だからこそ「気楽」でいられるのです。
そして、その安心感を支えるのが
「ハラ」と「からだの軸」
なんです。
からだの内側の筋肉「インナーマッスル」がしっかりはたらき、からだの「土台」がしっかりしているからこそ、
「ホッとする」ことができます。
そして、その「ハラと軸」を育てていくのが
「礼儀作法」
なんです。
「礼儀作法」には日本古来の叡知が詰め込まれています。
それを現代風にアレンジし、誰でもカンタンにできるようにしたのが
「和の礼儀作法」
です。
「すべては完璧に調和している」とハラ落ちさせるのは容易ではありませんが、
しかし、それさえも「完璧な調和の一部」なのです。
つまり「すべては完璧に調和している」という真理に近づいていくことそのものが、
「愉しいゲーム」
なのです。
不安になってもいい。
焦ってもいい。
悩んでも迷ってもいい。
それさえも「完璧な調和の一部」だと捉えながら、さらに
「じぶんをひらいていくプロセス」
を愉しんでよいのです。
その道のりを示したのが「和の礼儀作法」なのです。
ですから、「和の礼儀作法」を使って「こころとからだを楽にしていく」ときは、
「すべては完璧に調和している」
ということを念頭においてボディワークを行ってほしいのです。
このゴールを忘れないことが、ボディワークの効果を最大に引き出してくれます。
「がんばって努力する」というよりは「あそび」と「よろこび」の中にこそ、最大の面白さがあります。
ぜひプロセスを愉しんでみてください。