そもそも「不安」や「心配」というのは、どういうことなのか?
まずは「不安や心配」というのは、どういうことかを考えていきます。
実は「不安」というのは「気を遣いすぎている」ということなんです。
「不安」や「恐怖」、「心配」というのは同じ意味ですが、「心配」、つまり「心を配る」ことなのです。
これは「思い遣る」とも同じ意味です。
いずれも、もともとは悪い意味ではないのですが、「思い遣り」すぎたり「心を配りすぎる」と、エネルギーを消耗してしまいます。
「遣る・遣う」は「派遣する」の「遣」ですから、エネルギーを外に出し過ぎてしまうのです。
それを「気の遣いすぎ」と言います。
それは言いかえれば「考えすぎている」ということです。
この「気の遣いすぎ」「考えすぎ」によって「気(生命エネルギー)」が漏れてしまっているというのが「ケガレ(気枯れ・気離れ)」つまり「安心できない=不安」ということなのです。
そのとき、カラダは以下のような状態になっています。
・呼吸が浅い
・交感神経が過敏
・姿勢が悪い
・コリや痛みが発生する
・インナーマッスルが動いていない
その結果として、以下のようなことが起こります。
・心理的に不安定になる
・コミュニケーションがうまくいかなくなる
・仕事がうまくいかなくなる
このように、ぼくらが抱えるほとんどの問題は「安心できないこと」から発生していると言えます。
逆に言えば、ほとんどの問題は「安心すること」によって自然と解決していくとも言えます。
それなら「安心すればいい」のに、「安心できない」のはいったいどんな原因があるのでしょうか?
実はその原因こそが「アタマ意識」なんです。
すべての悩みは「アタマ意識」が原因だった!!
ここで「意識」とは何かということを考えてみましょう。
学術的な難しい話ではなく、あくまでぼくの「体感」をもとにお話していきます。
すこし退屈かもしれませんが、大切なポイントなのでじっくり読んでみてください。
意識とは、「気持ち」であり、「目」であり、「呼吸」であり、「ぼくらの本体」です。
「気になる」ところに「意識」は移動します。
たとえば、指先で手のひらをトントンと叩いてみると、手のひらの一点が「気になり」ますね。
それは、その手のひらの一点に「意識」が移動したということです。
それから、たとえば遠くの誰かをパッと思い出したとします。
もしくは、過去の思い出を思い出したとします。
そのとき、そこに「意識」が移動しています。
意識はイメージによって自由に移動もするし、大きくもなり、小さくもなります。
2つや3つにすることもできる。
たとえば右手と左手を同時に「意識」すると、意識は2つに分離します。
そこに両足を加えると4つに分裂します。
このように本来は時間も空間も「自由自在」なのが「意識」です。
けれども、「ある状態」になると、意識が自由に動かなくなり、固着してしまうんですね。
その「ある状態」が「不安」であり「気を遣いすぎ」の状態です。
それを「アタマ意識」と言います。
アタマ意識のときは、「意識」がアタマに固定されてしまっています。
ぼくの感覚では眉間で固まっている感じがします。
意識が固まると、思考が固まります。
そして、思考が固まると視線が固まり、そして身体も固まります。
つまり「不安」と「気の遣いすぎ」「悩み」「からだのコリ(緊張)」は全部同じものなのです。
そして、この原因になっているのが「アタマ(に)意識(が固定されていること)」なのです。
アタマに意識が固定されているから、視野もせまくなり、悩みがグルグルモヤモヤし、肩が凝り、腰痛が起こるのです。
その状態でコミュニケーションを取るので「気疲れ」してしまい、人間関係が難しくなり、ストレスが増え、自律神経も乱れてきます。
考えすぎてしまうから、言いたいことも言えないし、他人の目線が気になるから、つい意見を左右されてしまう。
そんな状態から抜け出すには「意識」の自由を取り戻す必要があります。
では一体どうすればいいのか?
それこそが「ハラ意識」なんです。
ハラ意識とは、ハラに意識があること
ハラに意識を置くことでアタマから外してやる。
これが「アタマ意識」の呪縛から解き放たれる方法です。
でもハラに意識が「固定」されてしまったら、また悩むのでは?と思うかもしれません。
けれども、そもそも「意識」は「上がりやすく、下がりにくい」という性質を持っています。
放っておくと上がってしまうので、「ハラに下げておくくらいでちょうどバランスが取れる」のです。
しかし、一体どうすれば「ハラ」に意識を保てるのでしょうか?
気を抜くと「意識」は上がっていってしまい、アタマで固定されてしまいます。
では1日中、「ハラ、ハラ、ハラ」と意識していればよいのでしょうか?
いいえ、それだけではハラ意識を保つことはできませんし、第一、それでは生活がなりたちません。
なんとか自然に「ハラ意識」が保たれる方法を見つける必要があります。
そのためには「ハラを刺激すること」が大切になります。
たとえば、「下丹田」の位置を3分ほどトントントンと指で叩いてみてください。
なんとなく「気持ち」が落ち着いてきませんか?
これこそが、「刺激」によって「意識(気持ち)」がハラに落ちたということです。
つまり「ハラが気になる」状態にしておけば、「ハラ意識」が保たれるということです。
では、トントンする方法以外にも、何か良いやり方はあるでしょうか?
もちろん、あります。
たとえば、このワークをやってみてください。
自然とハラの筋肉が使われ、ハラに意識が落ちると思います。
なぜ、この体操で「ハラ」に意識が落ちるのでしょうか。
それは、この体操によってハラの筋肉が使われるからです。
特にこのワークではインナーマッスルが動くので、ハラが内側から刺激され、ハラに意識が落ちるのです。
このようにインナーマッスルをきちんと動かすことは「ハラ意識の活性化」になります。
しかし、「インナーマッスルの活性化」だけでは「ハラの活性化」としては片手落ちです。
「ハラを活性化」するには、他の要素も必要になってきます。
それが「腸活」と「考え方」です。
腸をキレイにする「腸活」と、「考え方」や「意識」「心理」「想念」の前提を変えていくこと。
それに「インナーマッスル活性化」の3つをバランスよく実践することでハラが活性化するのです!
この3つをバランスよく高めていくことでハラはどんどん活性化してきます。
逆に、この一つでも欠けるとハラ活性化のスピードが遅くなってしまいます。
ですから、この3つをバランスよく高めていくことが大切なのです。
具体的には、「インナーマッスル編」「腸活編」「心理編」に分けてお伝えしていきますが、
まだ記事や動画が完成していないので、まずはコチラの「ハラ生きチャンネル」の動画をご視聴ください。
これだけでも、かなりインナーマッスルは活性化してきます。
今後も新作を出していきますので、ぜひチャンネル登録しておいてくださいね♪