ここにきて身体研究に、再び熱を上げている。
「やはりこれがやりたかったのだ!」
という燃えるような情熱がハラの底から滾っている。
意味などなくてもいい。
「ただこの感覚が好き」
というだけで進めていけることの幸福がある。
さて今日は東京での稽古日。
最近のテーマである「抜き」の技術を疲労。
やはり、効果のあることが実証された。
「服の合気」は、感性の高い女性にしかかからなかったが、ここから発展させていける予感を見た。
時津賢児著「武道の力」を読み、鍛錬に関する非常に大きな示唆を得た。
今後はとりあえず
1:「力抜きの合気」の技術の上達
と
2:内部筋力の強化&連動感覚の強化
につとめたい。
それに合わせた稽古法もき研究していく必要があるだろう。
それから「武道の力」にある「争力」「ゴム感覚」を全身に広げていくこと。
これが「体の合気」につながっていくのかもしれない。
分からないことだらけの世界の奥深さが、ぼくの心をハラの底から突き上げる。
これを主体で生きていこうと思えた日であった。
それから「含胸抜背」、これは「虚霊頂頚」とともに考えないと難しい。
片方だけというわけにはいかない。
そして「虚霊頂頚」とアレクサンダーテクニークにおける「アタマは上に、前に」という教えとリンクするのではないかと思いついた。
そして「日野理論」における「胸骨の引き上げ&後ろ移動」というのも表現は違えど、同じ身体感覚を表現しているものと考えられる。
もちろん「真実」は分からないが、現在のぼくの身体感覚として、そういった感想を持った。
というわけで、まずは「力抜きの合気」を発展させていきたいと思う。