どうしたら「アタマ生き」から「ハラ生き」にシフトできるのか。
自身の体験も踏まえながら、受講生さんの変化の度合いなども考慮して、いつも考えています。
それで今回、新たに「ハラ生きにシフトする9つのステップ」というのが完成しましたのでお伝えします。
それがコチラ!!↓↓
まずはざっくり「3ステップ」にカテゴライズしました。
ひとつずつ見ていきましょう。
ステップ1 クリア感覚を「体感」する
ステップ1 01 ボディーワークで「ハラの力」を体感する。
まずは「ハラの力」を体感するところから始まります。
「ハラの力」とは「重力」であり「インナーマッスルの力」であり、「達人の力」です。
不協和音から調和へ。
勝負の世界から笑いへ。
恐怖から愛へ。
すべてのシフトは、この「体感」から始まるのです。
ステップ1 02 「受動的に」クリア感覚を体感する。
「クリア感覚」は角度にとって、いろいろな表現になります。
たとえば「ハラ感覚」「軸感覚」「快の感覚」「呼吸の通る感覚」「ワクワク感」「ありたがく、愛しい感じ」「地に足のついた感じ」「リラックスかつ集中してる感じ」「上虚下実」「外柔内剛」などの感覚があります。
まずはこれをボディワークを受けることで、「受動的に」達成していただきます。
愉しくボディワークをやっていると、自然とこの感覚が掴めてきます。
ステップ3 03 「自発的に」クリア感覚を感じられるようにする
「受動的に」クリア感覚を感じられたら、今度はそのクリア感覚をじぶんで再現できるようにしていきます。
このときに「ハラ生きメソッド」が役立ちます。
どれだけ「クリア感覚」を体感したとしても、「受動的」である以上は、すぐに戻ってしまいます。
それでは一時しのぎのマッサージと同じです。
「ハラ生きメソッド」を身に着け、「クリア感覚をじぶんで再現」できるようになることが大事です。
ステップ2 クリアな状態で「選択」する
ステップ2 04 クリアな状態を保てるようにする
初期の「クリア感覚」は、かなり意識していないと、すぐにどこかへ行ってしまいます。
エゴの力は思ったよりも強くて、「ハラで生きるぞ!」と決めているのに、身心はすぐに揺らいで、「昔のじぶん」が顔をのぞかせてきます。
そのエゴに引っ張られないように、さらにハラを活性化させクリアな状態でいる時間を長くしていくのがこのステップです。
ステップ2 05 クリアな状態で「欲しいもの」や「やりたいこと」を感じる。
クリアな状態を保てる時間が長くなってきたら、ここからは「行動」の変容に移っていきます。
「あり方のシフト」から「行動のシフト」へとステージが変わってきます。
具体的には「クリア状態」を保った状態で
「本当は何が欲しいんだろう?」
「本当は何がやりたいんだろう?」
「私とは誰だろう?何のために生まれてきたんだろう?」
ということを自分に問いかけるということです。
こういった「問いかけ」のメソッドは多々ありますが、けっきょく「クリアな状態」でなければ、「エゴの答え」が出てくるだけです。
だからこそ「クリアな状態で問いかける」ということが大切なのです。
ステップ2 06 エゴに引っ張られないハラを創り、勇気を出してチャレンジする
クリアな状態でじぶんに問いかけ「ハラからの答え」が聴こえたら、今度はそれを「実践」に移していくステージです。
「気づき」のステージから「実践」のステージへのシフトです。
しかし、ここで「思い込み」や「先入観」などが、「ハラの答えに従って選択する」ということを邪魔してきます。
「〇〇なんてありえない!」
「そんなことをしたら負けた気がする」
「怖すぎてできない!私には無理!」
「嫌われちゃいそう…」
「失敗したら恥ずかしい」
「うまくいくのかな…」
純粋な「ハラからの答え」とは違うエゴの欲求が、ものすごい主張をしてきます。
その主張に飲まれてしまうと、どんどんクリア度が下がり、エゴまみれになり、また「アタマ生き」に戻ってしまいます。
エゴが激しく主張してきたときほどハラ生きメソッドを活かして「クリア感覚」を再現していきます。
場合によってはメンターや仲間の力を借りることも必要になってきます。
一人で乗り越えられるほどエゴの抵抗は弱いものではありません。
ステップ3 クリアな状態を「深める」
ステップ3 07 ハラ感覚・軸感覚をさらに繊細にしていく
強烈なエゴの抵抗を乗り越えたあとも、エゴの小さな抵抗は続きます。
ここから先は、さらにさらに感覚を繊細にしていく必要があります。
このあたりで、つい気を緩めがちで、「だいぶハラ生きできてるかも」なんて油断してしまうこともあります。
すると、知らぬうちにエゴにむしばまれて、すっかりクリアじゃなくなっていた、ということもあります。
「自分ではできてるつもり。でも現実は変わらない」
という時などは、「できていない」としっかり自覚することが必要になります。
そのためにも気を緩めずに、さらにハラ感覚・軸感覚を磨き、「ハラの奥の小さな声」を丁寧に拾い上げることが重要です。
ステップ3 08 さらに小さな身心の緊張に気づいていく
過去の大きなトラウマを解消したら、次は一瞬一瞬生まれてくる「小さなエゴ」を見つけていくことが肝要になります。
ハラ生きが進んでくると、基本的には穏やかになり身心のブレが減ってきます。
しかし、人間、「小さな揺らぎ」はなくならないものです。
その「ゆらぎ」とは「ハラ」と「エゴ」のバランスなのです。
ハラの奥の小さな小さな声を拾い上げ、逆にエゴの小さな小さな抵抗を見つけていき、さらにさらに「純粋なじぶん」を見つけていく。
どこまでもクリア度を高めていくプロセスこそが幸福の原点なのだという気づきを得ていきます。
ステップ3 09 才能を自覚し、最大限に活かし、幸せに生きる
ここまで来ると、「じぶんの才能」に対して自覚が出てきているはずです。
そして「どうあがいても出来ないこと」「苦手なこと」も分かってきます。
「じぶんの才能を自覚することは、他者の才覚を目覚めさせること」
でもあります。
すべての人がじぶんの才能と個性を発揮して気持ちよく生きるとき、素晴らしい社会ができるのだと考えます。
「ただ、ありたいようにあるだけで、勝手に社会(他人)の役に立ってしまう」
それがハラ生きの真髄とも言えます。
そして、それを求めて歩いていくのが「ハラ生き道」なのです。
今回、この9つのステップを上っていくための、モノスゴイものを作りました。